嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

ささけん's book

はじめに

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な”答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか? もしくは、なにも変わらないのか・・・
さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう。

 

ささけん

どうすれば人は幸福になれるのでしょうか?

せんせい

 
福に生きるための考え方はこの3つです

①人は変われる
②世界はシンプル
③誰もが幸福になれる

「過去が原因で今がある」という考え方ではなく、
「今のままが楽だから過去のせいにしているだけ」と考えてみてください。

そして、全ての悩みは「対人関係」にあります。
自分のこと・他者のことの「課題を分離」してください。

褒められようとすること(承認欲求)、褒めることは禁止です。

 

ささけん

「原因論」ではなく、「目的論」ですね

「課題を分離」して(「嫌われる勇気」をもって)、本当の自由を手に入れ幸福になります!



目次

第一夜:トラウマを否定せよ

・知られざる「第三の巨頭」
・なぜ「人は変われる」なのか
・トラウマは、存在しない
・人は怒りを捏造する
・過去に支配されない生き方
・ソクラテスとアドラー
・あなたは「このまま」でいいのか
・あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの
・人は常に「変わらない」という決心をしている
・あなたの人生は「いま、ここ」で決まる

第二夜:すべての悩みは対人関係

・なぜ自分のことが嫌いなのか
・すべての悩みは「退陣関係の悩み」である
・劣等感は、主観的な思い込み
・言い訳としての劣等コンプレックス
・自慢する人は、劣等感を感じている
・人生は他社との競争ではない
・「お前の顔を気にしているのはお前だけ」
・権力争いから復讐へ
・非を認めることは「負け」じゃない
・直面する「人生のタスク」をどう乗り越えるか
・赤い糸と頑丈な鎖
・「人生の嘘」から目を逸らすな
・所有の心理学から使用の心理学へ

第三夜:他者の課題を切り捨てる

・承認欲求を否定する
・「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない
・「課題の分離」とはなにか
・他者の課題を切り捨てよ
・対人関係の悩みを一気に解消する方法
・「ゴルディオスの結び目」を断て
・承認欲求は不自由を強いる
・ほんとうの自由とはなにか
・対人関係のカードは、「わたし」が握っている

第四夜:世界の中心はどこにあるのか

・個人心理学と全体像
・対人関係のゴールは「共同体感覚」
・なぜ「わたし」にしか関心がないのか
・あなたは世界の中心ではない
・より大きな共同体の声を聴け
・𠮟ってはいけない、ほめてもいけない
・「勇気づけ」というアプローチ
・自分には価値があると思えるために
・ここには存在しているだけで、価値がある
・人は「わたし」を使い分けられない

第五夜:いま、ここを真剣に生きる

・過剰な自意識が、自分にブレーキをかける
・自己肯定ではなく、自己受容
・信用と信頼はなにが違うのか
・仕事の本質は、他者への貢献
・若者は大人よりも前を歩いている
・ワーカホリックは人生の嘘
・人はいま、この瞬間から幸せになることができる
・「特別な存在」でありたい人が進む、ふたつの道
・普通であることの勇気
・人生とは連続する刹那である
・ダンスするように生きる
・「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
・人生最大の嘘
・無意味な人生に「意味」を与えよ

 

備忘録

幸福に生きるための考え方

①人は変われる
②世界はシンプル
③誰もが幸福になれる

トラウマなんてない

⇒ だから人は変われる

×原因論:フロイト = 過去が原因で今がある
目的論:アドラー = 今のままが楽だから過去のせいにしているだけ

トラウマ・怒り・劣等感は道具でしかない!

だいたいがあなたの課題じゃない

⇒ だから世界はシンプル

全ての悩みは対人関係
課題の分離・・・自分のこと・ひとのこと

<禁止>
・ほめられようとすること(承認欲求)
・ほめること(能力の上から下)

=賞罰教育 ×縦の関係 ●横の関係(感謝)
⇒自由ではない=嫌われる勇気(ひとの課題)

ゴール:共同体感覚

幸福とは、仲間に貢献できる感覚

禁止:競争(仲間⇒敵)

・自己受容(≠自己肯定)
 行為レベル⇔存在レベル
・他者信頼(≠信用)
 裏切られるかどうかはあなたの課題ではない
・他者貢献(導きの星)
 線ではなく点、今に集中!

 

著者情報

岸見一郎(キシミイチロウ)

哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問

古賀史健(コガフミタケ)

フリーランスライター。1973年生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。インタビュー原稿にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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