ささけん’s book
ささけんが読んだオススメの本を紹介・販売しています

はじめに
正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶…
人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。
一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、
自らの言動に多少の注意を払うようになれば、
もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。
科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

ささけん
「ものごと」を自己理解する際に、
自分の都合の良いように理解してしまうことが良くあります……
「見たくないもの」は見ないようにし、「見たいもの」だけを見る。

せんせい
人間は進化の過程で生まれた脳のバグ(偏見や無知)を抱えた不都合な生き物です。
・「バカ」ほど自分を優秀だと思い込む
・「見たいもの」しか見ない
・「自分は正義だ」という快感に溺れる etc.
自分がバイアス(思い込み)に囚われていると自覚する必要がありますね。

ささけん
ありがとうございます。
まずは、「自分は何も分かっていない(無知)」と自覚することから始めます!
本の紹介
第一章 正義は最大の娯楽である
- なんでみんなこんなに怒っているのか
- 自分より優れた者は「損失」、劣った者は「報酬」
- なぜ世界は公正でなければならないのか
- キャンセルカルチャーという快感
第二章 バカと無知
- バカは自分がバカであることに気づいていない
- 「知らないことを知らない」という二重の呪い
- 民主的な社会がうまくいかない不穏な理由
- バカに引きずられるのを避けるのは?
- バカと利口が熟議するという悲劇
- 過剰敬語「よろしかったでしょうか」の秘密
- 日本人の3人に1人は日本語が読めない?
- 投票率は低ければ低いほどいい
- バカでも賢くなれるエンハンスメント2.0の到来
第三章 やっかいな自尊心
- 皇族は「上級国民」
- 「子どもは純真」はほんとうか?
- いつも相手より有利でいたい
- 非モテ男と高学歴女が対立する理由
- ほめて伸ばそうとすると落第する
- 美男・美女は幸福じゃない?
- 自尊心が打ち砕かれたとき
- 日本人の潜在的自尊心は高かった
- 自尊心は「勘違い力」
- 善意の名を借りたマウンティング
- 進化論的なフェミニズムへ
第四章 「差別と偏見」の迷宮
- 無意識の差別を計測する
- 誰もが偏見をもっている
- 差別はなぜあるのか
- 「偏見」のなかには正しいものもある?
- 「ピグマリオン効果」は存在しない?
- 強く願うと夢はかなわなくなる
- ベンツに乗ると一時停止しなくなるのはなぜ?
- 「信頼」の裏に刻印された「服従」の文字
- 道徳の「貯金」ができると差別的になる
- 「偏見をもつな」という教育が偏見を強める
- 共同体のあたたかさは排除から生まれる
- 愛は世界を救わない
第五章 すべての記憶は「偽物」である
- トラウマ治療が生み出した冤罪の山
- アメリカが妄想にとりつかれる理由
- トラウマとPTSDのやっかいな関係
- 人類がトラウマから解放される日
備忘録
ダニング=クルーガー効果
能力の低い人ほど自分の実力を過大評価し、能力の高い人ほど自分を過小評価するという認知バイアス(脳の錯覚)です。
1999年に心理学者のデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーによって提唱されました。
1. なぜ過大評価してしまうのか?
メタ認知(客観視)の欠如が原因です。
正しい知識がない人は、何が正解かを見極める基準を持っていません。
そのため、自分のミスに気づけず「自分はできている」と勘違いします。
2. 「無知の知」と能力者の苦悩
反対に、知識やスキルのある人は自分の無知(上には上がいること)をよく知っています。
さらに「これくらい誰でもできるだろう」と思い込む傾向があります。
結果として、実力がある人ほど自信をなくし、自分を過小評価します。
3. 成長に伴う心理変化(ダニング=クルーガーの曲線)
人が知識を学ぶ過程で、自信の度合いは以下のように変化します。
馬鹿の山(頂点):少し学んだだけで「すべて理解した」と錯覚する状態。
絶望の谷(底):奥深さを知り、自分の無知さに気づいて自信を喪失する状態。
啓蒙の坂(上昇):正しい努力でスキルを磨き、根拠のある自信を培う状態。
著者情報
橘玲(タチバナアキラ)
1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が三十万部超のベストセラーに。『言ってはいけない残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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