はじめに
「お金」と「幸せ」の関係、ごっついの教えたろか
万年売れないお笑い芸人、西野勤太郎のもとにガネーシャが降臨!
「ワシとコンビ組もうや」
しかも居候が貧乏神の金無幸子・・・て何それ?
今作のテーマは「お金」と「才能」
夢に向かって挑戦しても才能がなかったら生活はどうなる?
そもそも夢って必要なもの?
笑って泣けてタメになる自己改革小説、第二弾!
お金があれば幸せになれるのでしょうか?
お金で買えるものはすべて他人が作ったものです。
どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、
自らの手で喜びを作り出すことができます。
お金がなくても、人は幸せになることができるんですね!
ガネーシャの教え
01 図書館へ行く
仕事、お金、人間関係、幸せ・・・ 人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その「本」でも解決できへん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?
02 人の意見を聞いて直す
自分、ワシと最初に会うたとき言うてたやろ。「僕には才能がない」て。せやったら、それを一番の強みにせえ。自分に才能がない思うんやったら、お客さんの意見聞いて、直して直して直して直しまくるんや。そしたら必ず天才を超えられる日が来るからな
03 締め切りをつくる
やっぱり人間ちゅうのは、追い込まれると思いもよらん力発揮するもにゃなぁ。自分も、さっきの舞台の集中力すごかったやん
04 失敗を笑い話にして人に話す
失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで
05 優先順位の一位を決める
まあ、人生で何を大事にするかは人それぞれや。でもなぁ・・・ このガネーシャが目指すんは天下や! どんだけ多くの屍踏み越えてでも、ワシはお笑いの天下を取るんや!
金無幸子の教え
01 楽しみをあとに取っておく訓練をする
目の前の誘惑を我慢できない人というのは・・・ 「楽しみは、あとに取っておいた方が大きくなる」という経験をしたことがないのでしょう。たとえば、お金を使わずに貯金できる人は、我慢強いといよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像したりする楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから
02 プレゼントをする
貧乏神の間に伝わる格言で「貧乏人にプレゼントをさせるな」というものがあります。プレゼントというのは自分でお金を出して相手を喜ばせようとする、仕事とは逆の行為です。でも、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば「自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい」と感じられるようになるからです
03 他の人が気づいていない長所をホメる
「言葉」というのは、その人の一番最初の行動ですからね。私たち貧乏神は人間を見るときは言葉に注目するのです。貧乏神から嫌われるのは「他の人が気づいていない長所をホメる」という行動です。そういうホメ方をされてうれしくない人はいませんから
04 店員を喜ばせる
多くの人が、お客さんというのは単純に「お金を払う人」だと思っていますが、それは違います。たとえばお金を払って食べ物を買ったとしても、店員さんに「ありがとう」とか「おいしかったです」とか声をかける人は、相手を喜ばせています。そうではなくて、「お金を払っているんだから喜ばせてもらって当然」と考えて偉そうな態度を取る人が「お客さん」なんです
05 自分が困っているときに、困っている人を助ける
ハローワークのネタをしたとき勤太郎さんの心から不安が消えていったのは、「他人の不安を決してあげよう」としたからなんです。他人に対して「お金がなくても大丈夫だよ」と言ってあげることで、同時に、自分の中にある「お金がないと困る」というう案を消しことができるのです。だから、自分が困っているときに人を助けてあげられる人は「困っている」という感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人は、大きく変わります。当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです
06 欲しいものを口に出す
自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと、それが、成功するための否決なのです
07 日常に楽しさを見出す
お金で買える喜びはすべて、素敵な服も、おいしい料理も、優雅な部屋も、豪華な旅行も、他人が作ったものです。でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は、自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです
釈迦の教え
01 自分と同じ苦しみを持つ人を想像する
なぜ職を失うことが苦しいのか。それは、「自分だけが苦しんでいる」と考えるからだ。しかし、周りを見てみなさい。多くの者が職を失って苦悩している。そして、職を失った者だけではない。今、職を持っている者たちも、また同じように、いつか収入を失うかもしれないと怯え苦しんでいるのだ。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れてはいけないよ
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