ささけん’s book
ささけんが読んだオススメの本を紹介・販売しています
はじめに
時代のすべての異端児たちへ
不安と生きるか。
理想に死ぬか。
幕末の天才思想家、胸に迫るその熱い言葉
後悔しない生き方とはなにか?
時代の常識をことごとく破り、
幕末の英雄たちに大きな影響を与えた
天才思想家・吉田松陰から学ぶ
自分と仲間の魂に火をつける方法
この命をどう使い切るか。
ついに志を立てる時がきた。

ささけん
新しいことをやろうと思っても、
まだ準備ができていないから……
と理由をつけて先延ばしにしてしまいます。

せんせい
すべてを完璧に準備することは難しいです。
いかに素早く一歩目を踏み出せるかが大事です。
行動する前に分かることは、ほとんどありません。

ささけん
小さくても「一歩踏み出す」ことを実践していきます!
失敗しても、成功に近づけるために改善を繰り返し行っていきます。
本の紹介
第一章 心 ~MIND~
歳月は歳と共にすたるれど 崩れぬものは大和魂
🔷動きながら準備する
やろう、とひらめく。
そのとき「いまやろう」と腰を上げるか、「そのうちに」といったん忘れるか。
やろうと思ったときに、なにかきっかけとなる行動を起こす。それができない人は、いつになってもはじめることができない。むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みの方が強くなっていく。
いつの日か、十分な知識、道具、技術、資産、やろうという気力、いけるという予感、やりきれる体力、そのすべてが完璧にそろう時期がくると、信じてしまうのだ。
だがいくら準備しても、それらが事の正否を決めることはない。
いかに素早く一歩目を踏み出せるか。いかに多くの問題点に気づけるか。いかに丁寧に改善できるか。少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫しかない。
よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考える。
なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと思っているからである。
だからよく失敗する。だがそれで「順調」だと思っている。
そのように私たちの脳は、自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。
小さくても「一歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば、「なせこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。
吉田松陰は、行動につながらない学問は無意味だと考えた。
大切なのは、不安をなくすことではない。
いかに早く、多くの失敗を重ねることができるか。
そして「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を、休むことなく生み続けることなのである。
- 結果じゃない
- やり切るまで手を離すな
- 本当に幸せな人
- 懇願
- ためて一気に吐き出す
- そこに未来がある
- 後ろを見ない
- なにを選ぶか、どう選ぶか
- 逆境に礼を言う
- 自分はどうあるべきか
- 運が向かない人の考え方
- 頭と心の関係
- この世の恩に報いる
- 不安のない生き方
- また会いたくなる人
- 見失ったとき立ち返る
- 感動は逃げやすい
- 死ぬ気とはなにか
- 甘えを捨てろ
- 流れを変えるのは自分の行動
- 夢を引き継ぐ者
- 失敗の定義は無数
- 小さな肉体、無限の心
- 好かれようとせずに尽くす
- 非凡にとっての普通
- 最高の一文字
- 満たされるために
- やればわかる
- やる恥やらない恥
- わかっているふりの怖さ
- 不器用の利点
- 胸躍られる存在
- 誰にでもある時期
- 行動力生む心がけ
- 恥ずかしいこと
- 感情が人生
- 心を向ける先
- 余計なことは考えない
- なんでもやってみる
- 得を考えるのが損
- 誇りを見直す
第二章 士 ~LEADER-SHIP~
士は過なきを貴しとせず 過を改むるを貴しと為す
🔷無駄を削ぎ落とす
集団社会で生きていくことは楽じゃない。
まわりに能力を認められるまで、居場所を手に入れるのに必死だ。
ひとたび自分の居場所を手に入れれば、今度はさらに居心地を良くするために、ひとつ上の暮らし、地位、家族、実績……などを手に入れようと必死になる。
そうするうちに、いつしか人は「居場所を守るため」に生きるようになる。そのためだったら、たいてのことはできるようになり、生き方や信念ですら曲げられるようになる。
安心感を求めるのは生存本能だ。だが、松陰はそういう生き方を嫌った。
「安定した生活」の先には、目に見えぬものに怯える、つまらない日々しか待っていないと知っているからだ。
松陰が理想としたのは武士の生き方だった。
士農工商という制度に守られていた武士は、なにも生み出さずとも禄(給料)があったが、その代わり、四六時中「生きる手本」であり続けなければいけなかった。
武士は日常から無駄なものを削り、精神を研ぎ澄ました。
俗に通じる欲を捨て、生活は規則正しく、できるだけ簡素にした。
万人に対して公平な心を持ち、敵にすらもあわれみをかけた。
自分の美学のために、自分の身を惜しみなく削った。
目の前にある安心よりも、正しいと思う困難を取った。
そのように逆境や不安に動じることなく、自分が信じている生き方を通すことこそが、心からの満足を得られる生き方だと、松陰は固く信じていた。
本当に大切にしたいことはなにか。
大切にしたいことのために、今できることはなにか。
その問いのくり返しが、退屈な人生を鮮やかに彩る。
- 迷わない生き方
- 自分にしか守れないもの
- なにを優先し、なにを後回しにすべきか
- 「他人事」の空気に吞まれない
- やる勇気よりもまかせる勇気
- どうなったって平気
- チームワークの本質
- 人物
- まとっている空気感
- 足並みが揃うのを待たず、自分から走り出せ
- いつでも死ねる生き方
- 偉いから、堂々としているわけじゃない
- 士である証拠
- 丸くなりたくない人へ
- あの人の態度が清いのは
- 輪の中にいると見えなくなる
- まっすぐに生きる方法
- 人をみきわめる
- 自分と向き合うとき
- 重い責任
- 聖人の「こだわらなさ」を知る
- 人に影響を与えられる人
- 上が下に接する態度
- リーダーをきわめる道
- 熱い生き方
- 話し合いの本当の目的
- 心をつなぐ
- 上に立つ人間の日常
- 計画を立てる前の儀式
- すべての力は中心へ
- すぐに育つものはない
- 先駆者の思考
- 腹が据わっている人のおまじない
- ミスを認め、失敗を責める
- 使える部下がいないという勘違い
- 隠しきれるものじゃない
第三章 志 ~VISION~
かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂
🔷慣れ親しんだ場所から出る
ひとりの人間には多くの可能性がある。
ただひとり、「自分」だけが可能性を制限することができる。
今までの自分が、これからの自分を決定すると誰もが考えているのだ。
生まれてから今日まで、いろんなつらいこと、痛みを感じることがあった。
もう二度とそんな目に遭わないよう、「自分」はつねに的確な助言をくれる。
過去の自分の言うことを聞けば安全で、安心だ。
だが「心からの充実」は得られない。
居心地の良い場所にい続ける限り、「本当にやりたいこと」はできない。
むしろ新しい刺激に弱くなり、だんだん感性が鈍っていくだけだ。
志は現状維持を否定する。
今のシステム、考え方、ルール、そういうものを飛び越えないと実現しないものに、目を向ける。
今、手にしている現実は、過去の選択の結果だ。
そして未来は、今まさに、心で決めたことによって決まる。
いつからでも、どこからでも。
松陰の感覚は「うまくいくか知らないが、これをやらなければなにもはじまらない」だった。
それは良い結果を出すためでも、周囲から称賛されるためでもなく、人並み外れて強く、心からの充実感を手に入れたいと思ったがためだった。
慣れ親しんだ場所から出たとき、自分にとって本当の人生がはじまる。
評判は傷ついても、生き方は傷つかない。
生き方を傷つけるのは、自分だけである。
- 本気の志
- 短期で求めない
- 未来のために
- 知らないものを味わう
- いけるときは今しかない
- 人である意味
- 時代に新しい風を吹かす
- ひとつのことに狂え
- どう生きたいか
- うまいメシを喰うために
- 自分の夢にとどまらずみんなの夢に
- 限界は何度だって超える
- 無尽蔵に掘り出せるもの
- ことのまじまり
- 心の声をみつけろ
- 嘆かなくていい
- 大事と小事
- 空は見ている
- 偉人たちの夢
- 思い出すべきこと
- その先には愛がある
- 欲しいものはすでに持っている
- 埋められないもの
- 成功者の法則
- 憧れの人の精神をつなぐ
- 日本人である幸せ
- 失敗するほど燃え上がる
- 宇宙の原理
- ここからはじまる
- 役割が人を作る
- 恥ずかしがらずに手を差し伸べる
- 凡人の評価
- ときめくものがないと嘆く前に
- 壁を楽しめるかどうか
- やってきたことのペースを守る
- 初心の価値
第四章 知 ~WISDOM~
知は行の本たり 行は知の美たり
🔷「負けん気」を育てる
いくら知識を増やしてもしょうがない。
すばらしい本を読んでも、すばらしい話を聞いても、旅に出てすばらしい景色を見ても、それは知識が増えたというだけで、人生の根本的な役には立っていない。
物事には本質と枝葉がある。
枝葉が知識なら、本質は「どう生きたいのか」という志である。
この志を言葉にし、いつも懐に携えていれば、どこへ行って、誰と会い、なにを見て、なにを聞いても、あらゆるものが道を明るく照らす光となる。
どうすれば人は志を立てられるのだろうか。
その源は負けん気にある。
すばらしいものと出会ったとき、「自分も同じ人間だ。負けてなるものか」と発憤することができるかどうか。ただそれだけである。
負けん気の正体を見つけることができたら、もういても立ってもいられなくなるはずだ。志のために行動をする。そして志のために行動したからこそ、はじめてその学問を理解できたと言える。
吉田松陰にはいつも「めざす人物」がいた。
「こういう人になるために、学ぼう」という目標があった。
学問の神として敬われている吉田松陰だが、それは「誰かに評価されるための学問」ではなく、本当に自分が日本を変える人物になれるかどうかの、孤独な真剣勝負だったのだ。
- 思い込みを疑え
- 調べるよりも聞こう
- 学ぶならとことんまで
- 体験するまでは虚像
- 自分を磨くため
- 読書の心得
- 二種類の生き方
- 学び上手な人
- 学びの賞味期限
- 今の人と昔の人
- ヒントを無駄にするな
- 行き詰ったときにはいずれかを
- 本の持つ力
- 時間は矢のごとく
- 我流でやらない
- 惜しみなく教え、頭を下げる
- 勝つ人と勝ち続ける人
- 情報をむさぼるな
- 未来なるものの価値
- 知識だけあっても尊敬されない
- 本質を知る
- 学ぶとは思い出すこと
- 知識と行動
- 長所を引き立てるために
- 確かめるまでは語らない
- 知識を血肉とするには
- 学者と武士
- 再開すれば、それも継続
- 勝因はどこにあったか
第五章 友 ~FELLOW~
親思ふ心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん
🔷自分が先頭を切る
まずは自分から熱くなること。自分から動き出すこと。
その姿を見て、冷ややかになったり、離れていったりする人もいるだろう。
だが同時にその思いを受け止めて、一緒に熱くなってくれる人も必ず現れる。
表裏一体。
誰かにとって否定的なことは、誰かにとって肯定的なことでもある。
だから自信をもって好きなことは好き、嫌いなものは嫌いだと言えばいい。
そうすれば、まわりの人間が入れ替わって、
新しいともが次々と加わり、「事を成しとげる空気」が生まれるはずである。
同じ志に向かって、ともに歩める友人は貴重だ。
松陰は自分の弟子たちを「友」と呼び、場所を問わず学び、語り合い、本音をさらけ出し合った。
松陰は人を信じやすく、誰よりも優しかった。また誰よりもずばぬけて熱くなりやすかった。
その熱さに本気で付き合える人だけが、吉田松陰にとっても友であり続けることができた。
人生で会わなくなった友がいても、それで絆が切れてしまうわけではない。
本音をぶつけ合った者同士、その志はいつまでも心の中でつながっているものだ。
松陰は志半ばで命を落とした。だがその志を受け、明治維新はまさにおこった。
- 大きな心を持つには
- 問題に取り組む前に
- 集団の中で生きる
- 力が目覚めるとき
- 仲間を助ける
- 志を合わせる
- やさしさとはなにか
- 嫌な人は鏡
- 人に教えるイメージ
- お互いの誇りを尊重する
- 駄目なものに尽くすこそ価値がある
- 人が動物と違う理由
- 出世するほど大事にすべきこと
- 信じて疑わない
- この世の仕組み
- 人生は目に宿る
- 出会いと別れ
- 聖者にはなれないが
- どう見いだすか
- 磨けばいつでも光る
- 認められる順番
- 人同士の法則
- やるならとことんまで
第六章 死 ~SPIRIT~
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし 行きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
🔷終わりを意識する
享楽にふけることで、一時的に忘れることはできる。
だがそれは静かに、着実に歩み寄ってくる。もしくは予想を裏切り突然やってくる。
ひとりとして例外はなく、いつかは必ず対面する。
あろうことか、本人も知らないうちに。
死。終わりを意識できるのは人間だけだ。
それでも懸命になって、死のイメージから逃れようとする人は、いつの間にか「人生はいつまでも続くもの」だと思い込まされているのかもしれない。
人生は長いと思う人もいる。人生は短いと思う人もいる。
だが本気で生きるということは、
「わずかな残り時間でなにができるか」
を必死で考えることによく似ている。
やり残していることを、臆せずにやればいい。
死を意識すれば、人の「生」は否応なく正解を導き出すはずだから。
松陰は死罪だとわかっていながら、迷うことなく海外へ密航しようと試みた。
死ぬまで出られないとわかっていながら、牢獄の中で「人生とはなにか」を学び、人に教え続けた。
三〇年とう短い一生の中で、松陰が見つけた「死への決着」とはなんだったのか。
著者情報
池田貴将(イケダタカマサ)
早稲田大学卒。リーダーシップ・行動心理学の研究者。大学在籍中に世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズから直接指導を受け、ビジネスの成果を上げる「実践心理学」と、東洋の「人間力を高める学問」を統合した独自のメソッドを開発。リーダーシップと目標達成の講座を開始すると、全国の経営者・役職者からたちまち高い評価を得た。また安岡正篤、中村天風、森信三の教えを学び、東洋思想の研究にも余念がなく、中でも最も感銘を受けた吉田松陰の志を継ぐことを自らの使命としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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